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自身のスピリチュアルな経験や神社紹介、日常話を漫画に描いてお届けします!
2018年頃の話。
石(パワーストーンと呼ばれるモノ)の体験談や効果を調べていると、気になる情報を見つけた。
「勾玉(まがたま)って生き物みたい」「翡翠の勾玉をお守りとして持ってる」「勾玉を持っていると落ち着く」など、どうも勾玉が面白そうだ。
「ピンとくる形があったら買おうかな」と決めて、その日から勾玉を取り扱うサイトを巡る旅に出た。
ところが、いつまで経っても運命の勾玉に巡り会えなかった。
どれくらい時間が経っただろうか。
勾玉への想いは募るばかりだったが、ある日ふと「気に入った勾玉が見つからないなら作ればいいじゃない!」と思いついた。
まさか勾玉作りがこんなにも大変だとは...その時は知る由もなかった。
ということで今回は、勾玉作りの話です!
勾玉の形
勾玉といえば、皆様はどんな印象をお持ちでしょうか。
私自身は勾玉に興味を持つまで「先端が尖った9の字」のようなものを勾玉だと考えていました。
ところが「勾玉 形」で検索すると、実にバリエーション豊か!
先が尖っているもの、丸いもの、手足(?)やツノの生えているもの、口がモニョモニョとしたもの、もはや勾玉なのか!?という形など様々です。
それとプラスして、翡翠やラピスラズリに瑪瑙や木など、いろいろな素材で作られた勾玉があります。
勾玉の販売傾向を見ていると、先端が丸い形の"出雲型勾玉"は値段が高く、また素材は翡翠がよく使われているようです。
石や木など素材によって値段はまちまちで、さらに形によって値段が上下します。
お気に入りの勾玉が見つからない・・・!というなら、今回の私のように作ってしまうのも一つの手です。
勾玉作りにチャレンジする
勾玉作りについて、自分なりに試したことや「これは必要」と思うことを書き記します。
少しでもお役に立てれば嬉しいです。
当時、勾玉作りをした時に用意した道具はこちら。
●耐水ペーパー #180番〜#2000
●コンパウンド 研磨剤
●ダイヤモンドヤスリ
そして現在の私が勾玉を作るなら、使用する道具はこちら。
●耐水ペーパー (時々フィルム研磨シート)
●コンパウンド 研磨剤
●粉塵用マスクとゴーグル(あれば耳栓)
●水量調節可能な点滴チューブ
リューターについて
あまり変化はないように感じますが、まず一番大事なのがリューター!
当時使っていたものは約2〜3000円くらいのセット商品でしたが、とにかく何をするにも時間がかかるかかる!!!
石を削る→いつまで経っても削れず、リューターが熱を持ち始める
石に穴をあける→いつまで経ってもあかず、だんだんと手の感覚がなくなる
といった具合。
ですので本格的に削りたい、もしくは他の石も削る予定があるのなら、最初からある程度のものを選んだ方がお財布にも時間的にも優しいと思います。
(もちろん一度で飽きてしまうかもしれないという方は、安めの道具でチャレンジしてみて下さい。決して削れないわけではなく、根気と時間さえあれば形になります)
ちなみに現在使っているリューター(アルゴファイル マイクロモーター スターライトセット)に買い換えた時は、あまりにも早く石が切れるので「今までの時間はなんだったんじゃー!もっと早く買えばよかった
!」と非常に感動したものです。
研磨について
研磨には耐水ペーパーを使用します。
耐水と名がつくとおり、水をつけて使用することができるため粉が飛びにくい。(摩擦熱も軽減できる)
耐水ペーパーは数字の小さい方が粗め、数字が大きくなるにつれて目が細かくなります。
どの数字を選べばいいのかについては、研磨する石や目指す質感にもよります。
(例)#240→#400→#800 もしくは#180→#320→#600→#1000→#1500→#2000
私はこんな感じで磨いていますが、丁寧な人は#180→#240→#320...と一つずつ順に磨く人もいます。
磨き方については人それぞれ方法があるでしょうから、お好きな方法を参考にして下さい。
私の場合、始めたばかりの頃は耐水ペーパーを机に置いてゴシゴシしていました。
現在は小さめにカットした耐水ペーパーをビットに取り付け研磨しています。
その他必要なもの
作業中は研磨した石から大量の粉が出るため、水を流しながら削ります。
ですが本格的に石を削るなら、粉塵用マスクとゴーグル(耳栓)は必要です。
体は大事!
勾玉の作り方(大雑把)と完成写真
勾玉作りの大まかな工程を、写真でどうぞ!(以前、記録用に撮ったものです)
1.石を準備、この写真では十勝石を使用
2.ダイヤモンドカッターで石をカット、ある程度まで切れたらハンマーで割る
3.マジックペンなどで線を描く、事前にどんな形が良いのか調べたり、勾玉の絵を練習したり
4.ひたすら削る、マジックペンで描いた形通りに削っていく
5.形を整え、耐水ペーパーで研磨する
6.研磨剤で磨いて完成
いくつか傷はあるものの、自分で作った勾玉はとても可愛く思えた。
それから今回のブログで登場した、ヒーヒー言いながら初めて作った勾玉はこちら。
とにかく削るのが大変で、目を血走らせながら「まだか!まだ削れぬか!」と思いながら作った勾玉たち。
糸魚川翡翠と水晶なので、どちらもモース硬度7と非常に硬く大変だった。
その後作ったモノがこちら。
左下の黒い輪は、十勝石を削って作った指輪。
写真でみると歪んでいるように見えるが、身に着けると案外しっくりくる。(出かける時はよくお守りとして着けていく)
真ん中は糸魚川翡翠で、その下がラピスラズリ、中央右黒が十勝石、右下はジェット(石炭、これもよく身に着ける)でとても削りやすかった。
まとめ
最初の勾玉作りはとにかく大変だった。
そして道具選びというのは、とても大事だということにも気づいた。
実を言うと、私はかなり不器用だった。
「だった」と過去形なのには理由があって、あれこれもやってみたい!と挑戦するうちに、いつの間にか少しずついろんなことが出来るようになった。
他の人と比べると、まだ不器用なのかもしれないね。
とにかく今回の勾玉作りも同じで、初めは試行錯誤の連続、今も失敗することが多い。
最近だと、水晶の指輪を作って完成した!と喜んだ数分後に割ってしまったり・・・
↓指輪完成直後、洗面台で手を滑らせてパリーンと。しばらく呆然とした
勾玉作りに限らず「やってみたいけどすぐ飽きそう」「気になることがあるけどやって後悔しそう」「周りの人が否定的なことを言う・・・」という人は、思い切ってやってみることをオススメします!
やってみたら楽しかったり、もしくは思ったほどではなかったりと、試してみないと分からないことはたくさんあるはず。
それを実践したことで、新たな繋がりや意外な発見、そして視野が広がる可能性があります。
堅苦しいこと抜きにしても、新しいことは脳が喜んでいる感じがして気持ちがいい。
話が脱線しましたが、今回は勾玉作りの話でした!
勾玉作りに興味がある方は、ぜひ挑戦してみて下さいね!