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No.98「言葉の持つエネルギー」

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ある日のこと。

出かけた先で食事をしていると、隣の席で話す女性たちの会話が聞こえてきた。
聞くつもりはなかったが、席が近くどうしても耳に入ってくる。
どうやらこの場にいない人の噂話をしているようだった。
「〜さん、旦那さんとうまくいってないらしいよ」
『あー…あの子性格めっちゃキツいよね』
「〜さんはこう言ってたけど…」
と言った具合に話が盛り上がっている。

食事を終えてお店を出ると、なんだか気分がしょんぼりした。
言葉の力は良くも悪くも大きいぞ…!

今回は言葉のエネルギーと心についてのお話です!

言葉の持つ力

私たちは誰かに何かを伝える時、言葉という道具を使って相手と会話します。
普段何気なく使っている言葉ですが、日本語では古代から「言霊(ことだま)」という用語があるように、言葉には霊的な力が宿ると信じられていました。
言葉の持つ力だけでなく、言葉の持つ音にもエネルギーが宿っています。
良い言葉には良いエネルギーがあるし、悪い言葉には悪いエネルギーがあります。

言葉のエネルギーと言われてもピンとこないかもしれませんね。
例えば相手を呼ぶ時「あんた」「おまえ」と呼ぶのと「〜さん」と呼ぶのでは印象が大きく変わります。
こう言われて嫌だなぁ、嬉しいなぁという感情は、実は敏感にエネルギーを受け取っているからかもしれません。

良い言葉と悪い言葉

言葉は私たちの肉体と心にとても大きな影響を及ぼします。
綺麗な言葉や優しい言葉を使うと、そのエネルギーは自分だけでなく周囲にも素晴らしい影響を与えることができます。
言葉は自分自身の内面が現れるので、日々頑張って優しい言葉を使うよう心がけることで自身の内面が少しずつ良い方へ変化します。

反対に汚い言葉や相手を傷つける言葉を使うと、相手だけでなく自分自身も傷つきます。
負の言葉(悪口、妬み、噂話、嘘、仲違いさせるような話など)をよく使っていると、エネルギーが黒く重くなるだけでなく、チャンスを逃したりいつかどこかで誰かから負の言葉が返ってくるなど、全てが悪いことばかりです。

言葉は癒すこともできるし、刃物のように傷つけることもできる諸刃の剣のようなものだと思います。

言葉と心の関係

言葉と心はとても大きく関係しています。
言葉の乱れは心の乱れと聞いたことがあるかもしれません。
言葉の力はとても大きく、汚い言葉や雑な言葉をたくさん使うと心がとても疲弊します。

また言葉と心が一致していない時、エネルギーは大きく消耗します。
表面上は相手を褒めていても、心は真っ黒で嫉妬や妬みでいっぱいだった場合、自分と相手に嘘をつくことになるのですね。
それが積み重なると、気づかないうちに自分を追い詰めることになります。
それはとても苦しいことですが、なぜ苦しいのか本人はわからない。
まさか自分の使う言葉が心を傷つけ悪影響を与えるなんて、普通は気づかないものです。

自分の使った言葉のエネルギーを知る方法を紹介します。

1.話している時の感情
2.音の波動
3.重さと軽さ



「1.話している時の感情」
話の内容や相手に発した言葉を注意深く観察した時、どのような感情が生じるか知ることが大切です。
嬉しい、楽しいなど明るい気持ちになれば良い言葉。
反対に悲しい、苦しい、辛い、楽しくない気持ちになるならば、それはきっと悪い言葉です。

「2.音の波動」
言葉は声を使って伝えますね。
音にも良し悪しがあります。
聞いた時に気持ちがいい音、澄んだ音はとても良いエネルギーが入っている可能性が高いです。
(鈴の音や自然の音、高音の澄んで清らかな音など)

不快感や雑然とした音は、あまり良くないエネルギーの可能性があります。
話は少しそれますが、音楽の好みはその時の自分のエネルギーが反映されやすいと思います。
音の質や歌詞の内容や曲調、特に気分が落ち込んでいる時や体調が悪い時に聞く曲は気をつけて選ぶといいかもしれません。
それくらい音にはエネルギーが入りやすく、言葉と音が合わさると強力なエネルギーとなります。
声質の影響もありますが、大事なのは言葉と心が一致していること。
優しい言葉で優しく話すなら、素晴らしいエネルギーが生じています。

「3.重さと軽さ」
良い言葉は軽く、悪い言葉は重いです。
言葉に重さがあるのかと疑問に感じる方もいるでしょうが、基本的に良いエネルギは軽く、悪いエネルギーは重いのですね。
わかりやすいのは私たちが病気になった時、いつもは軽い体が重く感じるかもしれません。
(病気になったから悪いというわけではなく、あくまで例え。全てはタイミングや意味があるので一概には言えない)

誰かから噂話や悪口を聞かされた時、気持ちが落ち込んだり退屈に感じる、その場にいるのが苦しくなることがあるかもしれません。
それが言葉の持つ重いエネルギーなのですね。
別の例えだと、常に誠実で嘘をつかず、前向きな言葉を発する人と一緒にいると元気になるかもしれません。
相手の軽く良いエネルギーに影響を受けている、ということになります。

言葉を良いエネルギーにするには

上記に書いたように、言葉は私たちのエネルギーと心にとても大きな影響があります。
もしもあなたが使う言葉のエネルギーを良くしたいと願うなら、こちら!

・優しい言葉を使う
・言葉と心を一致させる
・言葉と心が一致できたら、今度は行動も一致させる
・相手を傷つける言葉を使わない
・嘘を言わない(相手を傷つける可能性がある場合などは除く)
・相手の機嫌を取るために口先だけで話さない
・言葉の持つエネルギーを意識して過ごす
・悪口や噂話などしない etc...



全部を一度に変えるのは難しいかもしれません。
ですが言葉が変わると、小さなことから確実に変化します。そのくらいエネルギーが大きく大事なことなのです。
私も日々自分の言葉を振り返り、反省したり自分を褒めて少しずつ前へ進むよう努力しています。

まとめ
言葉はとても身近な物で、人間には必要なもの。
だからこそ影響力が絶大で、使う人次第では良いものにも悪いものにもなる。

もし自分が良い言葉を使うようになり、相手が悪口や噂話などをしてきたら。
その時は相手にせず聞き流すか、そのエネルギーに同調しないようにすることをオススメする。
悪口や負の言葉は、気にせず受け取らなければ相手に返っていく。

言葉が良くなり、心と行動に意識を向け、同じように少しずつ良い方へ進むよう頑張れたら素晴らしいね。
私も頑張るので、これを読んだ方がいたら一緒に頑張ろう!

今回は言葉のエネルギーに関するお話でした!

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